平松洋一郎

　同友会入会は2009年、当時の私は入社後2年の専務として営業活動を主たる業務としていました。いずれは代表としてやっていく事は意識していましたが自分の思い通りにならない事ばかりで、どうしていきたいか具体的なイメージは持ち合わせていなかったと、今になれば思います。
　入会のきっかけは、オブザーバーとして参加した例会です。会員同士がひとつのテーマについて議論するバズセッション（グループ討論）に衝撃を受けたことが大きな理由です。

　同友会入会後にこんな出来事がありました。その頃、私は労使関係に悩んでいる時期で、たまたま読んでいた「中小企業家しんぶん」の中に、奈良の会員の方の「共育ち」に関する記事を見つけました。連絡先が記載してあったので、早速電話をしたところ、会っていただける事になり、すぐに奈良に伺いました。この時、話を聴きに行っていなければ、今はまだ社長をやっていなかったかもしれません。
　それ以降も全国大会に参加したり、多くの先輩経営者の方々に直接アポイントをとってお話しを聴きに伺ったりしています。従業員数名も、同友会主催のセミナーに参加したり、会員企業へ見学に伺ったりしており、私が同友会活動をしている事についてもある程度理解を示してもらえていると感じています。

　今は、経営指針の成文化に取組んでいる最中です。過去に何度も取組んでは挫折を繰り返してきましたが、今回は、当社の労使共に意味のある経営指針が出来るものと信じて実現を目指して頑張っています。