北勢支部9月例会

9月11日(水)18:45からプラトンホテル四日市にて、北勢支部の9月例会が開催されました。今回の例会では、『自社の社会的価値を知り、経済的価値を創造する』をテーマに、日パック工業株式会社取締役の小石原祐子氏と株式会社PlanB代表取締役社長の浜中俊哉氏を報告者としてお迎えし、ご報告いただきました。

日パック工業株式会社の事例

小石原祐子氏からは、Creating Shared Value(CSV)の観点から、自社事業と社会貢献活動を結びつけた取り組みが紹介されました。特に、ウクライナ戦災避難民支援プロジェクトや、長野県朝日村の特産品ビーツを活用した「ボルシチまつり」の成功事例が挙げられました。ボルシチまつりでは、避難民支援と地域活性化の一環として、チャリティイベントを開催し、その後、ビーツを使ったレトルト食品化や雇用創出など、社会貢献が事業として発展する過程が語られました。また、クラウドファンディングやNPO法人、地方自治体との連携も重要なポイントとして強調され、「点と点を結びつける」ことの重要性、自社の事業と社会的価値を結びつけるヒントが提供されました。

株式会社PlanBの経営戦略

浜中俊哉氏は、証券業や家業の製造業を経て介護業界に転身し、株式会社PlanBを設立した経緯を共有されました。PlanBでは、介護保険や医療保険、高齢者住宅、障がい福祉などの分野で事業を展開し、未来の介護業界の人口動向に基づいたサービスの拡充を目指しているとのことです。

また、「会社はワクワクする場所であるべき」という理念のもと、企業の社会的価値と経済的価値を高める戦略的な視点を中心に、株式投資型クラウドファンディングを活用や、企業価値を高める戦略が語られました。最終的には、株式上場(IPO)を目指し、長期的な成長と持続可能なビジネスモデルの確立を目標に掲げています。

お2人の報告から、自社の社会的価値と経済的価値をどのように結びつけるかについて、具体的な事例や戦略が紹介され、大変有意義な学びの場となりました。報告後に行われたグループ討論では、参加者それぞれに自社の事業が社会的、経済的にどのように役立っているのかを考え、発表を行いました。

今回の例会では、改めて自社がどのように社会貢献しているか、また役立つのかを見直し、考える機会となりました。

今後も、北勢支部ではこうした企業の発展に貢献するための活動を積極的に展開していきます。

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