5月23日(火)19:00より御浜町中央公民館にて、尾鷲グループ5月例会を行いました。今回は「傾聴」をテーマにエグゼクティブコーチとして活躍されてみえる 黒田 美和氏を講師にお招きし、「失敗談と成功談 社員が伸びる傾聴とは」と題してお話をいただきました。
はじめに「傾聴」とは何かについて説明され、“耳”で「聞く」ことと“耳と目と心”で「聴く」事の違いから、「耳と目と心を傾け、評価のよしあしをせず、真摯な姿勢できく」ことを定義として共有しました。
コミュニケーションに関する課題はよく挙げられますが、コミュニケーションのどこに問題があるのかは、なかなかすぐには答えることができません。それは無意識・無自覚のまま習慣化している「聞く」ということを「聴く(傾聴)」に変えることで、大きく改善されることを黒田氏の失敗談と成功談を交えてご紹介いただきました。
事例を説明いただく中で、その時々の気づきや教訓を含めてお話しいただいたことで、ポイントもわかりやすく、また参加同士でのワークも織り込みながらすすめていただいたので、参加者同士の経験や体験を交わすとともに「聴く」ことの実践にもなりました。
コミュニケーションの中には、個々の中に様々な心理状態があり、相手や状況によって、それが目まぐるしく変化しているという「人間関係のマトリックス」やオートクライン効果なども紹介いただき、参加者も共感と共に関心を集めていました。
そして最後に「傾聴」のポイントとして次の5つをご紹介いただきました。
- 「耳と目と心」を傾けるマインドセット
- 真摯な姿勢(姿勢・腕足・表情・目線・あいづち・うなずき 等)
- 相手の話に関心を持つ
- 良し悪しの評価をしない“3分間”
- 聴き手の返し方
L共感・対等・オウム返し・沈黙・促す
L自分の想いと相手の想いを混同しない(決めつけない)
L伝わってきた言葉以外のメッセージを伝える
<参加者からの感想>