こんにちは!
三重同友会事務局です(*^^*)
7月7日(金)、プラトンホテルにて全支部合同例会を開催しました(^^)/
日本一に輝いた挑戦と成功の経営術
今回は、長野同友会より有限会社ホテルさかえや 代表取締役社長 湯本 晴彦氏をお招きし、「日本一に輝いた挑戦と成功の経営術」をテーマにお話しいただきました。
湯本氏が経営する「春蘭の宿さかえや」は、長野県北部の志賀高原のふもと、渋温泉で昭和2年に開業。渋温泉はレトロな温泉街で、石畳を浴衣と下駄で歩くのが似合う昔ながら風情が色濃く残っており、九つの外湯を無料で湯めぐりもできるのも特徴です。
湯本氏は、平成8年、家業を継ぐため地元へ戻りました。しかし長野冬季五輪終了と同時に客足は遠のき、資金繰りや社員との関係に悩む日々が続きます。
そうした中、素手でのトイレ掃除や、複写はがきの送付などの取り組みを行い、スタッフと共に現場を変え、スタッフと目線を合わせてお客様一人一人に向き合っていきます。
そして2015年、旅館業の魅力や自館の取り組み、仕事への思いを経営者、従業員がプレゼンテーションする「旅館甲子園」に出場。その結果、日本一に輝きます。
そこで、湯本氏は、教育の前に人間関係をつくることが重要であることを学び、またこのメンバーで一緒に良くなっていこうという強い気持ちを抱いたといいます。
しかしある日突然無名の旅館が有名になり、お客様の期待値だけが上がってしまったため、厳しい口コミが増加…。
そこで2017年に再度「旅館甲子園」に出場。
見事V2を達成しました。
社員との絆もさらに深くなり、和太鼓コンサートの開催、採用や教育、研修現場などの見学会、スタッフによる外部での講演などの新たな活動も生まれました。
また社員とともにMG研修を行い、全員経営、全員営業を目指していきます。
しかにそこで再び、困難が。
2020年より新型コロナウイルスの感染が拡大し、旅館業は大きな打撃を受けることに。
ところが湯本氏は、「以前は自分一人で困難と闘っていたが今は仲間がいる」との思いで、ピンチをチャンスに変えようと行動します。
スタッフは他社に進んで働きにいき、行った先で大活躍。また休業期間に設備投資を進め、新設した半露天風呂付のセミスイートルームなどが人気となりました。
最後にまとめとして、違いを認めることで、社員の出番を作ることの大切さをお話しいただきました。
本当の「違い」とは、自分と他者が「違う」ことをしっかり理解すること、と湯本氏。
社員の力をいかすことができた背景には、湯本氏自身のやり方ではなく「あり方」の変化があったことが伝わってきました。
そして湯本氏のご講演の後には、さかえやで活躍する三重県出身の大森マネージャーにもお話していただきました。
実際に現場で働く社員の気持ちを知ることができる貴重な機会になりましたね。
グループ討論
講演後はグループ討論。
「経営者として社員との関わり方(育て方)について重要視していることは?」をテーマに意見交換を行いました。
グループ討論の様子▽
三重同友会は40周年。合同例会、全研in三重にぜひご参加を!
最後に、三重同友会40周年プロジェクト実行委員より、合同例会と全研in三重の告知がありました。
1984年に設立された三重同友会は今年度で40周年を迎えます。
2か月に一度の全支部合同例会を開催し、3月7日(木)・8日(金)には三重県総合文化センターにて第54回中小企業問題全国研究集会を開催します。
ぜひともご参加・ご協力をよろしくお願いいたします(^^)/
三重同友会では会員外の皆様のゲスト参加を大募集しております(*^^*)
同友会にご興味をお持ちの方は是非一度、活動にご参加ください!
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