6月26日(月)19:00より尾鷲商工会議所にて、尾鷲グループ6月例会を行いました。今回は「会員相互の現況と時論交流」をテーマに、参加者それぞれの業界の動向や各社の課題を報告し合い、意見交換を行いました。また例会の後半では、今後の尾鷲グループの活動についての協議も行われました。
各社の現況報告では様々な話題が話される中、特に人材確保とインボイス制度への対応についてのテーマでは活発な意見交換が行われました。人材確保のテーマについては、尾鷲(東紀州)地域の少子高齢化に伴う人口減少による人手不足が深刻化しており、外国人労働者においても技能実習生制度が廃止され、特定技能や新制度への移行が検討されていますが、他国との賃金差からそもそも日本が選ばれなくなってきていること、実習生制度とは異なり転職が可能となる点を含め、日本人を採用するのと同様に選ばれる企業になることが求められていることが確認されました。
またインボイス制度への対応については、自社よりも取引先である個人事業主やフリーランスとの契約などが中心に意見交換が行われました。インボイス制度が導入がすすめられる一方で、副業・兼業が促進されており、雇用とは違った形での契約が生まれてきていることに齟齬を感じることや雇用というが概念や形態が将来的に減少していくのではないかという見通しについても意見も交わされました。
例会後半での尾鷲グループの今後の活動については、自分たちの経営課題を考える場であることを再確認し、自らの課題(何を学ぶ必要があるか)や目標を見直すことをはじめ、共に学ぶ仲間づくりの促進が必要であること、そのために同友会がどのような会であるかを会員それぞれが共通認識として語れるようになることが必要であることなど取組課題が挙げられました。この点については引き続き話し合い、活動の再構築を図っていくこととしました。
<参加者の感想>