８月２３日（火）１９：００～より「未来へのバトンタッチのためのプログラムセミナー」の第１回を尾鷲商工会議所にて開催しました。
本セミナーは、中小企業・小規模事業者において経営者の高齢化が進む中で、「事業の承継」を親族・第３者への事業承継や事業の譲渡・売却・統合（Ｍ＆Ａ）、また廃業を含めて、それぞれ概念や仕組み・手順などの理解を深め、中小企業・小規模事業者における事業の承継の準備や課題を、規模や法人・個人事業者の違いを踏まえて整理し、東紀州地域における事業承継を促進するとともに、地域の雇用と経済を守る企業の存続を支援することを目的として、三重同友会尾鷲グループと地域の金融機関である紀北信用金庫の共催にて企画されました。
第１回となる今回は、「地域の未来と県内企業の承継状況」をテーマに紀北信用金庫 森浦克好理事長と北村和敏業務部地域サポート課課長補佐より、東紀州地域における人口・世帯数の変遷、生産年齢人口の推移や地域別預金貸出金の推移など地域の基礎データをはじめ、中小企業を取り巻く事業環境について全国と三重県の比較データや事業承継の親族継承とＭ＆Ａを中心に、事業承継でつなぐ要素や各承継におけるメリット・デメリット・留意点についてご説明いただき、最後に地域の実際の事業承継事例として２つ事例を紹介いただきました。
説明報告をいただいた後には、質疑応答を含め参加者同士で意見交換を行い、県内の後継者不在率が低いことへの驚きや事業承継は５～１０年かけて取り組む必要があることなどの感想が交わされ、事業承継に必要な準備や心構えについて学ぶ機会となりました。
次回は９月２７日（火）に第２回が予定されており、「事業承継の抑えておくべきポイント」について、（株）事業承継アドバイザー 代表取締役 伊藤隆氏にご講演いただきます。
