10月11日(水)18:45~プラトンホテル四日市にて北勢支部10月例会を開催いたしました。今回はマツオカ建機(株)代表取締役社長 松岡 賢氏を報告者にお迎えし、『採用と共育』~しくじり先生、自社のやっちまった談~をテーマにお話しいただきました。
会社を経営していく上で採用・育成は避けて通れない道です。その中でマツオカ建機(株)での採用と社員教育の取組について失敗談を含めて現状と課題を踏まえて取り組んでいること、そして今後の方向性についてお話しいただきました。
失敗談の中には採用定着に年間にコストをかけて取り組むも結果的には社員の増員ははかれず、定着を図るためにはそれぞれ尾のレベルに合わせた教育が必要であること、採用教育費や人件費を増やしても売上利益に影響なく全ての仕事は社員起点であること、また社員との関係性においては心の信頼関係と表面上の信頼関係が必要であることなど、松岡氏が失敗の中から得られた教訓も説明いただきました。
そして課題を乗り越えるためにいま取り組んでいることとして、次の4つの取組をご紹介いただきました。
- 会社が求める社員像を明文化・パーソナルキャリアパスの設定
- グループ一体となった、求職者向けブランド育成と採用・教育体制
- 学びの手挙げ→学びたい社員に教育投資を実施
- ヒューマンリソース分野のデジタル化で情報の視える化を加速
これら4つの取組を通じて、会社と社員がWinWinの関係になるよう求める社員像を明文化するとともに社員一人一人のキャリアパスを設定し、自ら手を挙げる主体性を育む文化の醸成に努め、グループ全体のブランド化とシナジー効果が発揮できるよう社内の変革をすすめてみます。
どのような企業でも失敗やうまくいかないことはある中で、そこから教訓を得て次なる行動につなげていくことの大切さ、また他社の経験を糧に自社での実践に生かす。お互いに失敗や経験を語り合い学び合う“同友会らしさ”に溢れた例会となりました。
~参加者アンケートより~