こんにちは(*^^*)
三重同友会事務局です!
今回のブログでは中勢支部会員・中山豊氏(中山商運(有)代表取締役)のコロナ禍の取り組みについて取材しましたので、ご紹介いたします。
コロナ禍以前の人手不足
三重県松阪市でプレハブパネル、コンクリート製品、鋼材などの重量物を平ボディー車で運送する中山商運(有)(中山豊代表取締役、三重同友会会員)。同社はコロナ禍以前、人手不足に悩まされていました。
ドライバーの高齢化、相次ぐ若手社員の退社など「人財」についての悩みが絶えず、ハローワークやホームページ、求人サイトなどで採用をかけても問い合わせすらない状況が続いていました。
「仕事はあるが、人手が足りない」
そのような状況が続く中、同社を経営する中山氏自身に大きな負担がかかるようになり、なんとか現場をまわすため自らトラックに乗る機会も頻繁になっていました。
若手社員の採用と会社の変化
そんな中、新型コロナウイルスの感染が拡大。2020年春ごろには建材の流通が滞り、運送業も大きな打撃を受けました。同社も一時的に仕事が大幅に減少したと言います。
しかしその一方で、雇用環境が一変し、2020年春ごろから2021年にかけて30代前半の社員4名の採用に成功しました。採用した社員の前職は、型枠大工やコンクリート会社勤務など多種多様で、県外からの入社もありました。多くの企業が採用を控える動きを見せる中で、これまで人材確保を課題としてきた同社では積極的な採用を行う機会をつかんだといえます。
中山氏は、採用後の会社の変化について次のように語ります。
「異業種からきた若者は素直に説明を聞いてくれるので、一から指導する先輩社員も楽しそうにやっている。社員が増えて、会社の雰囲気が明るくなり、統一感がでてきた」
これまでは社員それぞれが思い思いに行動していたようですが、若手社員の入社によって、会社が一つのチームとして育ち始めているようです。
定年まで安心して働ける職場づくり
若手社員の入社は、社員の働き方の改善にも重要な意味を持っています。
「現在、ベテラン社員が大型トラックに乗り、若手社員が小型トラックに乗っているが、いずれはベテランが小型トラック、若手が大型トラックへと担当を替えていきたい。社員が定年まで働けるように、年齢が高くなるにしたがって体への負担を減らしていきたい」
と中山氏。高齢化が進むトラック業界の中で、社員の健康に配慮し、長く働ける環境をつくろうとしています。
若手社員の採用の背後には、ベテラン社員を大切にし、自社で安心して働き続けてほしいという中山氏の熱い思いがありました。
会社概要
設 立:2001年
資本金:500万円
従業員数:13名
年 商:1億5000万円
事業内容:運送業
所在地:三重県松阪市嬉野下之庄町795
TEL:0598-42-1851
URL:http://www.nakayama-shoun.com
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